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【ビズワード】ナショナル・チェーンの終焉

投稿日時:2016年08月16日 11:33

友田景です。

「イオン、地域社員を幹部に 地元密着へ人事刷新」

先週水曜日の日経新聞の1面に掲載されていた記事です。電子版の記事はこちらで読めます。この記事を読んだ際にイオンのようなナショナル・チェーンでさえ、多様化の流れは止められないと感じました。イオンやヨーカドーを代表する総合スーパーは、商店街などの小規模店舗の敵として、大規模小売店舗立地法が制定された歴史があります。地域の小規模店舗から総合スーパーのナショナル・チェーン、そしてアマゾンなどのグローバル企業の登場と時代と共に小売、流通の主役が代わっています。

子どもの頃、時々、母と祖母に連れられて行く地元の駅前にあったダイエーには色々な商品があり、僕の楽しみのひとつでした。そのダイエーも今やイオンの傘下になり、ドンドンと名前が消えています。総合スーパーでは、既存店の売上高がマイナスを続く中で、全国画一で動いてきたナショナル・チェーンが地域社員を幹部に登用することは、地域性を押し出した多様な店舗を作っていかなければ、存続できないという判断だと感じました。これまで地域社員という職域は、正社員の中でも低い格付けであるのが、制度を導入している会社の大半だという認識です。それが幹部に登用されることによって、会社の意思決定の場に参画することができ、人材確保とともに地域性やニーズを取り込もうとする表われだと考えます。

グローバル化の流れにおいて、社会の画一化が進む中で、どのようにして地域社会の多様性を担保するかは、企業にも社会にも存続のためにより一層求められてくる時代に入ったと感じています。

 

【ビズデザインファーム】ヒマワリ

投稿日時:2016年08月01日 13:02

ビズデザインの福元です。

8月に入りましたね。梅雨が明けてからというものの、まさに夏日和ですが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?

今回は季節にあった植物成長の話題を一つ書きます。夏といえば、「ヒマワリ」を思い起こす方も多いのではないでしょうか? 全国各地のヒマワリ園も盛況との報道が出ていますね。ヒマワリは、英語で[Sunflower]です。Sun(太陽)が含まれた言葉であり、夏の風物詩になっていますね。語源としては、太陽の方向を追うように動く、が最も定説として考えられています。この語源からの花言葉として、日本では、「私はあなただけを見つけている」、欧米では「adoration:愛慕、崇拝」になります。ギリシャ神話やインカ帝国の逸話にも神聖な花としてヒマワリは出てきますので、昔から親しまれている花ですね。

私もヒマワリは大好きな花で、海外生活時代も日本生活時代でも常に自宅で育てています。現在の自宅で育てているヒマワリは、写真のように大きく成長したもので3メートル近くになっています(お分かりだとは思いますが、私は常に無肥料及び無農薬での水のみ自然栽培ですよ!)。このヒマワリは、15年ほど前に初めて育てたヒマワリからの種からのものです。前回までのブログでお話したように、生物と自然の摂理に忠実に従って季節問わず成長でき、どの土壌にでも適応できる状態になったヒマワリです。ですので、居住地が変わっても変わらず、大好きなヒマワリを楽しめています。

皆さんも是非、お好きな植物の栽培やその歴史、楽しまれてください!


 

【ビズワード】 ジャーナリストの傲慢

投稿日時:2016年08月01日 00:15

ビズデザイン代表の木村です。

先週末は東京都知事選挙でした。
今回の候補者の中に、長きにわたってジャーナリストとして真実を追求し続けてきたということを自身の強みであるとした人がいました。準備不足とスキャンダルが敗戦要因であると分析しているようですが、果たしてそうなのでしょうか。

実は私も、かつて大学を卒業するころは新聞記者になることを目指していました。某全国紙の記者として内定ももらいました。ジャーナリズムというものについて憧れや敬意をもって自分なりに少しは勉強してきたつもりです。

今回のジャーナリスト候補者の発言で最も気になっているのは、以下のツイートです。
実際のツイートはここをクリック。

「急に出馬を決めたので、当初は確かに都政の知識が十分ではなかったが、私は51年現場でやってきた人間だ。3日あれば大丈夫だ。もう他の候補に負けないくらいの政策を出している。介護、中小企業、保育の問題などを中心に取り組む」

その昔、ジャーナリストを目指し、その後リサーチャーとして生きてきている私としては、この発言を見過ごすことはできません。ついでに言えば、行政マンとしても5年間を市役所で過ごした私としても同じく見過ごせない発言です。

「ジャーナリストとしての経験を行政に生かす」というアピールは構いません。しかし、「私は51年現場でやってきた人間だ。3日あれば大丈夫」というのはあまりにも傲慢です。百歩譲って、「都政に対する概括的な理解」が3日でできるというのであればまだわかります。ですが、明確に「都政の知識が十分ではなかった」ということについて述べた発言です。

こういうジャーナリストの傲慢は、実はこの候補者に限ったことではないように思います。もちろん、そうではない謙虚で真摯なジャーナリストも多くいらっしゃると思います。いや、むしろ多くのジャーナリストがそうでしょう。

私たちが直接目にするジャーナリストはTVなどでコメンテイターとして登場するような人たちです。そういう人に傲慢さを感じることはとても多くあります。政治家や経営者に対する記者会見での質問の仕方等についてもそうです。権力、権威に媚びることなく、恐れることなく鋭い切り込みをかけるのはジャーナリストの矜持でしょう。しかし、だからといって横柄な態度をとってよいということにはなりません。

この候補者は、親等の介護をするためにやむを得ず仕事を辞めなくてはならないということを指す「介護離職」を、介護現場での処遇の悪さによる介護職員の離職という意味で街頭演説していました。都政(行政・政策)の知識が3日では身につかないことのひとつの証拠です。その他にも、「え?」と思える発言が多く報道されていました。

敗戦の弁で「準備不足」を挙げていました。ですが、「3日もあれば大丈夫」と言っておきながら「準備不足」を敗戦要因に挙げること自体、大きな自己矛盾です。まあそのあたりはやや揚げ足取りにすぎません。「準備不足」、実際にはたしかにその通りでしょう。しかし、それ以上に、多くの有権者がこの候補者に「ジャーナリストの傲慢」を感じ取ったということもあるのではないかと私は思います。

メディアは社会における大きな権力のひとつです。ジャーナリストはその権力を行使している末端の存在であるといえるでしょう。だからこそ、人に対しても事実に対しても常に謙虚であることが求められなくてはならないと思います。

今後はジャーナリストとして都政をチェックする」と発言しているらしいですが、ぜひ傲慢にならず、謙虚に真摯に、しっかりと都政を勉強して、準備不足の報道にならないよう頑張っていただきたいと思います。

 

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