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【ビズワード】AKB48の社会性(2)

投稿日時:2016年06月21日 15:50


友田景です。

先週末にAKBの総選挙がありましたが、ちょうど5年前にこのビズワードで『AKB48の社会性』というコラムを書いています。当時からAKBの「売れればいい」という風潮が見えることにAKBビジネスの違和感があります。その違和感はソーシャルゲームともつながるものです。

今更、私が説明することもないですが、このコラムを読んで頂いている人の中には、AKB総選挙の仕組みを知らない人もいるかと思いますので、簡単に説明します。AKB総選挙の投票権は、CD一枚買うごとに投票権があります。CDだけでなく、ファンクラブや動画の会員など20種類も分けられています。詳しくはこちら

今回は、325万票の投票があったようですが、実際のところ実人数として何人が参加したのか不明です。5年前のブログに書いていますが、10代の子どもや若者が、投票権欲しさに何枚、何十枚もCDを買う。買わせる戦略がどう考えても異常としか思えません。言うまでもなく、CDは1枚あれば音楽を聞くには十分なはずです。ソーシャルゲームでも、いいカードが欲しいために大金をつぎ込む子どもが多いのが現実です。

今回の総選挙では、投票数をCD(1,646円)で売り上げたとして換算すると、1位の指原さんだけで約4億円、全体では、約54億円の売上になります(あくまでもCD売上とした場合の仮定なので、実際とは異なります)。地元への経済効果は15億円というようなニュースもありますので、経済的には素晴らしい興行に間違いありません。

ただこのビジネスがサスティナブルなものかと言えば、やはり首をかしげてしまいます。投票数が前回の1年前よりも3万票減ったという事実もあるようですが、一部のファンだけでなく、ファン層の裾野を広げていかなければ、ビジネスそのものがサスティナブルではなくなります。

若者を取り巻くビジネスが少しでも真っ当なものになってもらいたいと願っています。

 

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