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【ビズワード】 一陽来復

投稿日時:2015年12月15日 08:40

ビズデザイン代表・木村乃です。

皆さんのお住いの自治会・町内会では「回覧板」は回っているでしょうか。
暮らしに関わる役所からの大切なお知らせや行事の告知チラシ等がバインダーに挟んであったりするアレです。

先日、ある自治会の会長さんとお話をしました。
会長さん曰く、あえて回覧板は回していない」とのこと。
このコミュニティには集会所があり、そこに掲示板が設置されています。
お知らせすべきことはすべてここに掲示されているからここに来てくれればいい、と仰います。

「そうすることで、どうしても家から出てこなくてはならなくなる。近所づきあいもうまくいく。」

一人暮らしのお年寄りも多数住んでいるからこそのお考えなのだそうです。

世の中はどんどん便利になっています。特に情報技術の進歩は日進月歩です。
家の中にこもっていても外部の情報にアクセスできます。
しかし、それがゆえに人とのふれあいの機会が少なくなってしまいます。
今更ではありますが、これは現代におけるコミュニティ問題の本質です。

この自治会長さんはそれに挑戦していらっしゃるのだな、と思いました。

僕たちが学生らとともに出入りさせていただいている宮城県の仮設住宅でのお話しです。

その仮設住宅のトイレに貼られていた一文をご紹介します。
とても素晴らしい一文だと思います。
「一陽来復」とは、悪いいことが続いた後で幸運に向かうことを意味します。
回覧板を回さない、という挑戦が「元の生活以上の素晴らしい未来を築いていくこと」につながるよう、僕たちも引き続き応援していきたいと思います。

 

【ビズワード】第三セクター

投稿日時:2015年12月01日 14:31

友田景です。

このニュースを見て、また第三セクターの問題かと感じました。

<J1山形>サポーター、社長解任劇に憤慨

詳しくは、ニュースの記事を見て頂きたいのですが、JリーグのJ1に所属するモンテディオ山形が今期の順位が最下位だったため、J1からJ2に降格する責任を取って、社長が降任することが株主総会で決まったのこと。モンテディオ山形の株主構成は、公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会とアビームコンサルティング株式会社が49%、山形県2%となっています。公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会は県から出資された組織であり、理事長は県の副知事が就任しており、いわゆる第三セクターです。

第三セクターとは2つの意味があり、ひとつは、「NPO・市民団体などの非営利団体」、もうひとつは、「国や地方公共団体と民間が合同で出資・経営する企業」です。今回のモンテディオ山形は、もちろん後者になります。第三セクターの経営は、全国的に見てもほぼ上手くいっていないことが多いことから、総務省は、平成21年6月に「第三セクター等の抜本的改革の推進」が示されており、平成26年8月にも改めて「第三セクター等の経営健全化等に関する指針」が出されています。私も過去にいくつかの第三セクターの改革に関わったことがあります。

今回のモンテディオ山形の件は、経済的な経営問題ではありませんが、過去には、Jリーグでは大分トリニータも第三セクターと呼べるような行政が中心となった経営をしており、大きな問題を抱えたことがありました。今回のモンテディオ山形のケースは、県が意思決定に出てくることがサポーターの不満のひとつとなっています。

Jリーグの多くのクラブは、大企業が主要株主になっていることがほとんどですが、地方のチームでは大企業が少なく、県や市の行政が表に出ざるを得ないケースもあります。クラブ立ち上げ当初は、当初資金の確保を含め、Jリーグもホームタウン構想を掲げていることからも行政が表に出ざるを得ないと思います。ただ、チームがある程度軌道に乗り出すと行政は後ろに下がってサポートに徹するべきだと考えます。逆に前に出てくるべきは、Jリーグがホームタウン構想で、地域のチームを標榜するのであれば、サポーターを含めた市民だと思います。

Jリーグができてから20年以上経過しますが、J1のクラブを私が調べた限りでは、残念ながら主要な株主の中にサポーター(市民)の団体が株主のチームはありませんでした。第三セクターのもう一つの意味である市民やサポーターが中心となった「NPO・市民団体などの非営利団体」が主要株主となったとき、Jリーグのクラブは地域のクラブとして愛され続ける文化となるのではないでしょうか。

 

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