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【ビズワード】内部統制はどこまで機能するのか?

投稿日時:2015年07月22日 15:09

友田景です。

東芝の不適切会計問題で、第三者委員会の報告書により「トップの関与」が明らかになったことが大きなニュースになっています。それにより、昨日歴代3人の社長が辞任の発表がありました。

第三者委員会の報告書には、内部統制の不備が挙げられていますが、内部統制とはそもそもトップが部下を管理するために導入されるものだと理解しています。今回の事件は、「不適切会計」という名の報道が多いですが、一般的に中小企業でよくある粉飾決算であると思います。粉飾を指示するのは常にトップです。(今回のニュースではトップは具体的に指示はしていないとされていますが、特に黒い指示は明確ではありません)粉飾を実際に企画して、作業に移すのは、一般的に部長や課長と呼ばれる中間管理職ですが、彼らを管理したところで今回の事件は防ぎようがなかったように感じています。

組織にいる限り、上司の指示に逆らうことは難しいものです。それがトップとなれば尚更です。それを覆すためには相当の勇気と覚悟が必要です。特に年長者や権力者を尊重する日本社会(企業)においては、特に難しいかと思います。以前から内部統制に関しては、懐疑的に見ていたのですが、内部統制は中間管理職に対しては、有効に働く場合が多いのかもしれませんが、トップに対しては機能しないのではないかという点です。

数年前にはオリンパスも同種の事件がありましたが、上場企業だからと言って決算数字を信用するのが難しくなります。会計監査人も見破りにくい構造が今回もあったようです。また、社員も会計監査人も企業からお金をもらっているので、不正を気づいたとしてもトップの意向に逆らうことは非常に難しいかもしれません。トップを管理するためには、企業ではなく株主がお金を出して、企業の監査人を雇うような新たな制度が必要かもしれません。そうすると株主の意向で動けるので、労力をかければ隅々まで常に監視することが可能となるかもしれません。

今回の事件で改めてトップは、企業のサスティナビリティーの必要条件である利益(黒字決算)に対して、どれだけ真摯に向き合えるのかという経営の本質を突き付けられた気がします。

 

【ビズワード】ブラック企業の公表は対策になるのか?

投稿日時:2015年07月07日 17:27

先週、大きなニュースとなりましたが、ついに労働基準監督署がブラック企業を公表しました。

<ABCマート>労基法違反容疑で法人と店長ら書類送検 毎日新聞 7月2日(木)20時40分配信

ブラックバイトなる言葉も出てきていますが、労働慣行の是正は日本社会にとって大きな社会課題と言っていいと思います。「ワークライフバランス」という言葉がブームになってから10年近く経つと思いますが、まだまだ一部の先進的な企業の取り組みに終わっている感があります。その要因の一つとして、一生懸命長い時間働くことを美徳とする文化が根強く残っていることがあると感じています。

労働慣行に対して鈍感である日本人や日本企業は、大きなニュースになっても消費行動や取引行動が変わることはほぼないに近いかと思います。古くは、90年代に大流行したナイキ社の「エアマックス」というシューズが、東南アジアの工場で児童労働、低賃金、長時間労働で製造されていることが明るみになり、本社のあるアメリカでは不買運動が起こりましたが、日本でそのような動きは皆無でした。

最近でも、牛丼チェーン店の「すき屋」で過酷な労働の温床とされた、従業員が1人で店内のすべての業務をこなすワンオペレーション(ワンオペ)が大きなニュースとなりましたが、消費者の行動に大きな変化はなかったように感じています。まだ、「すき屋」の場合、ワンオペの影響で人手が足りずに、サービス提供に時間が掛かるため敬遠する客はいるかもしれませんが、ABCマートの場合は、残業によって社員は商品の在庫整理をして、営業時間内に客にスムーズに商品提供をできるようにしているので、客にとって待ち時間は短くなり、逆に歓迎されているかもしれません。

また、資金の出し手である投資家や金融機関もその取引行動への影響も少ないようです。ABCマートの場合、2日の夜にニュースになりましたが、株価の変化は、2日の7,780円から6日には7,120円まで値を下げましたが、7日の終値は7,570円まで戻しており、ブラック企業の公表は、ほぼ影響を受けていないと言っていいのではと思います。

ブラック企業のニュースが大きく報道されたとして、消費者が買い続ければ業績は落ちることなく、投資家が買い続けや金融機関がお金を出し続け、取引先が商品を提供し続ければ、経営的には何ら問題がないわけです。労働慣行に対するリテラシーを社会全体として向上させることができなければ、単に公表だけで終わってしまうのではないかと危惧しています。

 

7月17日(金)  ユリアゲナイト2@復興バー銀座店 開催!

投稿日時:2015年07月06日 18:27

ビズデザイン代表の木村です。

私が明治大学商学部で担当している授業の一環として、表題の通り「ユリアゲナイト2@復興バー銀座店 」を開催することとなりました。昨年度に続き2回目の出店です。

明治大学商学部と宮城県名取市の尚絅学院大学の学生、そして閖上(ゆりあげ)の小売店さんなどが現在営業している「閖上さいかい市場」さんのご協力を得て開催する復興支援イベントです。

以下は、学生スタッフからのメッセージです。お仕事のお帰りにでもぜひお立ち寄りください。

< ごめんなさい!私(木村)は大学の業務で鳥取出張のため参加できないんです。。。。。>

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7月17日(金) 17:00 - 22:00 「復興バー銀座店」 にて

東京都中央区銀座1-15-4 銀座一丁目ビル1階

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今年で2回目の出店となりました、「旅おこし」です!

7月17日(金)ユリアゲナイト2を復興バー銀座店にて1日限定で開催します!

名取市閖上の名産品を、銀座にお集まり頂いた皆さんに味わっていただく、その名も「ユリアゲナイト2」です!!
「旅おこし」とは、明治大学と尚絅学院大学の学生が中心となって組織された団体「名取・旅おこし講」による、ツアーを通じた町おこしのことです。
震災により被災された名取市閖上地区の共同体再生・維持を目的とし、地元の方々が心から親しまれている、文化・食・場所・遊びなどの「魅力」を通じた地域おこしを行っています。過去3年にわたり、仙台近郊や東京から参加者をお招きし、閖上地区の方々と共に「魅力」を味わっていただきました!
さらに、昨年度は「閖上風土記」の作成により、閖上の魅力を後世に伝え続ける取り組みにも力を入れています。

さあ、皆さん
東京で閖上の魅力を味わうとともに、
復興という観点だけでない、
地域おこしとしての「旅おこし」にも触れてみませんか??

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