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【ビズワード】 自分事(じぶんごと)

投稿日時:2014年09月24日 00:00

代表・木村乃(きむらだい)です。

「他人事(ひとごと)」という言葉はよく使いますが、「自分事(じぶんごと)」はあまり使いません。人が何かを発言するときは自身が主体であることが大前提、という暗黙の了解があるからなのかもしれません。ところが、いまはこの「自分事」という言葉がとても大切な言葉になっています。特に、公的なまちづくりの現場に関わっているときにそう感じます。

行政が進める今どきのまちづくりでは住民参加の機会を取り入れて進めるのが普通になっています。政策や事業を立案するにあたって住民の皆さんのご意見を聴取し、反映させるという参加のプロセスが取り入れられています。より民主的な手続きにしよう、より高いレベルの住民自治に近づけようというのがその狙いなのでしょう。

ところが、こうした住民の皆さんのご意見の多くは驚くほどに「他人事」なのです。例えば、あるまちに遊休公共用地があったとします。その活用について住民の皆さんからご意見を募ります。「若者の起業を支援する施設をつくればいい」とか「研修施設をつくってはどうか」、「市民活動スペースはどうだろうか」とか、いろいろなご意見が出てきます。しかし、そのほとんどは「他人事」なのです。まるで評論家のご意見のように聞こえます。「・・・であればいいと思う。あとは誰かがやってくれればありがたい。」といったセリフが続いているような気がしてなりません。

残念ながらこうしたご意見にはまちづくりを前進させる価値はありません。提案の内容が悪いのでもなく、資金のことを考慮していないからというわけでもありません。その実現を目指す“自分事としての意欲”という裏付けがないからです。

住民の皆さんに問いかける側にも責任はあります。「なんでもよいので、あったらいいなと思うもの(こと)を出してください」という問いかけではなく、「あなたご自身が心から成し遂げたいと思うもの(こと)は何ですか?」と問いかけるべきでしょう。せっかく貴重な時間を使って参加してくださる住民の皆さんから「自分事」のご意見を引っ張り出すのも、行政の大きな責任です。

 

【ビズワード】未来への計画を作るために必要なこと。

投稿日時:2014年09月09日 11:17

友田景です。

最近、中長期の計画策定などを支援させて頂く場面が多いです。オープンな情報ですと今週末に開催される若者が30年後の国のビジョンを考える国家デザインコンテスト「未来国会」鎌倉市の行革の取り組みとして、若手職員が10年後、20年後の市役所のあるべき姿を検討する「(仮称)市職員改造プロジェクト」など。

企業でもこのような取組をすると現在やっていることについては色々と意見が出ますが、将来や未来のことになるとなかなか意見が出ません。率直な意見として、「そんな先のことはわからない」というのが、異口同音にして出ます。そんなとき、おススメしているのが、過去を振り返ることです。

30年後の国家ビジョンを考えるなら、30年前にどのようなビジョンが打ち出され、どのような政策が取り組まれていたか。時代の流れ、社会の流れ、組織の歴史として、この30年間にどのようなことが起こってきたか。そういった情報を整理することで、未来を考える大きなヒントとなり得ます。

そして、戦略や計画を作るときにいつも伝える方程式があります。よく言われていることですが、

『目標-現状=課題』

特に行政の場合はこの目標が曖昧なことが多いです。企業でも直接部門は売上などで明確ですが、間接部門は曖昧なことが多いです。この目標をどこに設定するかによって、課題は大きく変わってきます。だからこそ目標についての議論は徹底的にするべきだと感じています。行政であるならば、

『未来-現在=課題』

と考えてもいいかもしれません。目標や未来に対しての腹落ちするまで議論することで、社員や職員の中で、コミットメントが生まれると感じています。目標や未来は上から降ってくるだけでなく、自分事として腹落ちしないと社員や職員の自発的な動きはなかなか生まれませんからね。

 

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