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投稿日時:2011年12月19日 16:05
久々に生でスポーツ観戦をした友田景です。
天皇杯(全日本サッカー選手権大会)の4回戦、川崎フロンターレと湘南ベルマーレの試合を縁あって観戦しました。
武蔵小杉駅はフロンターレのポスターがずらり。中村憲剛選手のポスターはリアルすぎて、インパクト大でした。駅ロータリーのバス乗り場は長蛇の列。さすがに人が多いなぁと思いしたが、実際にスタジアムに行くとそれほどでもなかったです。
等々力陸上競技場前には飲食のテントがずらり。その中でも一番人気は春日山部屋のちゃんこ鍋でした。400円のちゃんこ鍋には長蛇の列で、並ぶ気が失せるほど。確かに力士がつくるちゃんこ鍋は魅力的ではありましたが。他にもブラジルのソーセージや和幸のとんかつ、豚まん、ビビンバなど多種多様なテントがありました。
競技場の中に入ると面白いのが、スタジアム(競技場)の中に「フロンターレ神社」があり、お賽銭はスタジアムの環境美化に使われるそうです。川崎市の環境局へ寄付金として渡されています。そして、サポーターが陣取る席は、とっても熱くこのような張り紙が。。。ただ90分だけでなく、ゲーム開始の1時間前から声を出して熱心な応援をしていました。サポーターとしての熱い気持ちだけでなく、体力も必要かと。
僕たちはバックスタンドに陣取りましたので、右側にホームのフロンターレサポーター席があります。ここは席がかなり埋まっていますが、他は空席が目立ちました。この日の観客は、9,000人足らず。Jリーグの公式戦なら平均で18,000人ほどのようなので、やはり天皇杯は人気がないのか。。。
試合は、フロンターレとしては残念ながら敗戦。J2の湘南ベルマーレに敗れたこともあり、サポーターからは大ブーイング。確かに試合内容もよくなかったので、サポーターの気持ちもわからなくもありませんでした。「相馬(監督)責任とれ!」と言った厳しい声もありました。さすがにプロの世界は厳しい。
サッカーはズブの素人ですが、素人の僕が見てもフロンターレは勝てる雰囲気はありませんでした。ボールはキープしているが、人は動かないので、パスの出し手を探している場面が多く、ゴールのにおいがしない。ベルマーレの方が、カウンター狙いが明確で、攻撃にスピード感がありました。勝敗はさることながら、残念ながら見ていて楽しいサッカーではありませんでした。
プロスポーツって、勝ち負けはもちろん大事なんですが、やっぱりファン(サポーター)あってはじめてビジネスとして成立するものです。これだけ、スポンサー(広告)が出してもらいにくい経済環境なので、それに頼ることはできないはずです。Jリーグ各チームの財務状況はこちら。スタジアムへ来てもらって、観客動員数で稼ぐことができなければ、チームの継続性は難しいわけです。それに観客動員数が増えれば、当然ながらスポンサーも付きやすくなります。
以前、プロ野球の日本ハムファイターズに新庄剛志という選手がいたことは、皆さんの記憶にもあると思います。同じチームには、小笠原道大というスター選手がいました。二人には、単に野球の成績でいえば、大きな差があります。でも年俸はそれほど差がありませんでした。なぜなら新庄選手はファンにスタジアムへ足を運ばせる力があったからです。彼は、野球もさることながらファンを喜ばせるパフォーマンスが上手かった。ファンを大事にして、またスタジアムに来たくなるようなビックリするようなことをやらかすわけです。
プロですから「野球がうまい」、「サッカーがうまい」こと、そして勝つことが、当然求められる要素ではありますが、それだけではやっていけないのがプロスポーツだと思います。当然、勝ち続けて毎年優勝が理想ですが、チームは負ける時もあれば、弱いときだってあるでしょうし。それに中日の落合監督が優勝したのにもかかわらず、首を切られた理由のひとつに思います。「勝利は、必要条件ですが、十分条件ではない」ということなのでしょう。単に「勝利」だけでなく、「勝っても負けてもファンに喜んでもらう」そんな仕掛けや取り組みがなければ、経営での継続性は難しいかと。ドラッカーでいう会社経営の「利益は、十分条件ではない。」ということでしょうか。
「勝利だけでなく、ファンに愛される選手、チームが、プロの世界で生き抜いていく秘訣か」そのようなことを考えながらながらスタジアムを後にしました。
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