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【駿河台通信】vol.6   UenoMURA旅OKOSHI

投稿日時:2011年11月01日 00:18

木村 乃です。

去る10月29日~30日の2日間、明治大学の学生21名が群馬県上野村を訪れた。
「舞台は上野村!わらしべ長者で秋のBBQ×大自然を満喫!」という自主企画ツアー。スタッフ9名が一所懸命にPRをし、12名のゲストを確保。ようやく実現にこぎつけた。


企画の発端は8月に実施した現地視察。上野村の活性化を果たすために何が必要か。学生たちは活動テーマを具体化するために視察を行った。そこでの経験が「わらしべ長者」というツアー企画を生み出した。
学生たちが道端で出会った村人に声をかけ、村の魅力を聞き取っていたところ、おばあちゃんが「きゅうりを食べていきなさい」と水で冷やしたきゅうりをわけてくれた。晩御飯はBBQをする、という彼らの予定を耳にした村人が野菜を提供してくれた。そんな「おすそわけ」の文化は学生にとってはとてつもなく新鮮だった。そして何よりも学生にとって嬉しかったのは、ただ会話をするだけで、とても嬉しそうにしてくれるお年寄りたちの笑顔だった。
「お年寄りたちとふれあうことは、学生である自分たちにとっても嬉しい。お年寄りも元気になってくれる。しかも野菜が手に入る!」 これを企画の骨格にした。
これを先週末に実施したのだ。
成功した、と言ってよいだろう。わずか2時間余りの村内散策で26人の村人とふれあい、抱えきれないほどの野菜を「物々交換」で手に入れることができた。
その中に90歳のおばあちゃんがいた。一人暮らしのおばあちゃんは、「こんな年寄りのところに、あなたちのような若い人が訪ねてきてくれたことが嬉しい」と言って涙を流したそうである(学生からの報告)。
このツアーで学生はまた新しいことを学んだに違いない。お年寄りに何かしてあげようなんて難しいことを考えなくてもいい。ただ、野菜をおねだりするだけで元気になってくれるんだ。何かしてあげるのではなく、何かしてもらう。差し上げるのではなく、頂く。だからこそ、元気になってくれる。これは逆転の発想である。
これこそが、「旅おこし」だ。
「旅」には、旅人だけでなく、旅人を受け入れる側の人々をも元気にする効果がある。学生企画のこのツアーが、それを見事に証明してみせた。そして、このことは「旅」を観光という名の産業に矮小化してきたことで見えなくしてしまった本来の価値を再生しうる可能性をも見せてくれた。
「UenoMURA旅OKOSHI」。これからどんな展開を見せてくれるんだろう。楽しみで仕方がない。

【UenoMURA旅OKOSHIのフェイスブックページ】
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