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オルタナ第2回「グリーン関西」セミナー「CSRで儲ける企業体質をつくる」~ISO26000の関西最先端企業社長が語る哲学とノウハウ~

投稿日時:2011年09月30日 08:52

友田景です。久々に勉強会に出席しました。

オルタナのグリーン経営者の関西の第2回の集まりでした。テーマは、「CSRで儲ける企業体質をつくる」~ISO26000の関西最先端企業社長が語る哲学とノウハウ~。講師は、株式会社リヴァックス 代表取締役社長の赤澤健一氏。34人の中小企業でありながらCSRと真正面から向き合いISO26000に取り組む最先端の中小企業です。私が麗澤大学の取組みを寄稿したオルタナのISO26000特集号にもトップランナーの1社として紹介されています。

下記は、ツイッターでつぶやいたメモです。

廃棄物、リサイクル事業を行っている中小企業が取り組むCSR。54ページのCSR報告書を作成している。環境報告書からスタート。ISO14001を2000年に認証取得。取引先の大企業からサプライチェーンに取得の指導あり。

環境報告書をどうして自社で作成したのか?CSR報告書も自社内で作成している。上手に作るよりも自分たちの生の意見を載せる。社員が書くので、稚拙だけと嘘はない。2002年に初めて作成した。3年目にしてようやく納得できるものができた。300冊印刷。増刷して1000冊。全取引先に配布。

環境報告書のPDF版をサイトにアップ。報告書を見た人から見積もりの問い合わせがあった。「こういうのをちゃんと作っている会社は信用できるよね」との意見。社外からの信頼性が高まることがわかって、社内にコンセンサスができた。2005年から賞を取ることを目指した。

2005年版(2006年度)で、東洋経済新報社と環境省を同時受賞した。外部からの評価を得たことで、社員の気持ちが上がった。営業マンも報告書が出来上がって、取引先に配るのが楽しみにしている。コンテンツの中味づくりにも積極的に参加するようになった。地域貢献や出前事業なども増えてきた。

環境報告書だけでは物足りなくなり、『環境・社会報告書』とした。設備投資のために銀行からの借入が発生して、経済報告も必要だと認識。『環境・社会・経済報告書』としようとしたが、トリプルボトムラインの考え方から『CSR報告書』とすることに決定。

インデックスとして、ISO26000の7つの中核主題を検討したが、中小企業に合わせて、『組織統治・公正な事業慣行』『環境』『人権・労働慣行』『コミュニティへの参画及びコミュニティの発展、消費者課題』の4つに統合した。ステイクホルダーからの意見として取引銀行の意見を掲載している。

BtoBビジネスは取引開拓に時間がかかる。廃棄物処理は信用が命。価格も重要だが、それだけではなかなか動かない。新規の取引は、1~2年の時間がかかる。審査で半年掛かる超大手も1カ月でOKが出たこともある。報告書を出すと書類審査も1発で合格する。

報告書を作成することを社員皆で楽しむ。講演、出前授業なども社内の人間に積極的に出て行ってもらう。イベントにはお客様を呼んで、一緒に活動をする。共通の話題ができて話をしやすい。お酒やゴルフとは違った楽しみがある。外に出て話をさせると社員教育になる。自分の会社を見つめなおす。

作り続けることが大事。一番初めはボロボロだった。毎年作り続けてレベルが上がった。テクニカルな部分は無視している。写真や文章の出来栄えなど。手作りにこだわっている。会社からの発行物なので、自分たちのメッセージとして何を発したいかが大事。それを素直に載せる。

CSR部署はあるが、兼任。他の仕事もしている。3月でデータをしめて、8月の出稿まで頑張ってやっている。第三者委員会も作っている。誤解を恐れずに言うとCSRの概念は経営戦略のひとつ。ISO26000の7つの中核主題は、経営の根幹だと考えている。

CSR報告書を見て、「リヴァックスはいい会社かも」といいイメージを持ってもらえたら成功だと思っている。ちゃんとCSR報告書を出しているような会社だから他社よりも5%高くてもOKがもらえたし、「同じ価格なら直ぐ契約するよ」と言われた。「同じ価格で選ばれるのなら勝てない」と同業他社。

CSR報告書は「自分たちの想いの発信」。ステークホルダーとコミュニケーションの手段。CSRは難いものではない。大上段で構えなくていい。自分たちのやっていることを正直に発信していく。それがCSRの基本だと思っている。そのうちにステップが上がっていく。

人的、資金的など制約が多い中小企業こそNPOと連携すべき。社会貢献事業がスムーズに進みレベルが上がる。インターネットで情報が早い。色々なところに配慮しないといけない。いきなり足をすくわれないようにコミュニケーションが必要。特に内部への配慮が重要。ISO26000はそのチェック。

僕が常々考えていることをそのまま地でやられており、非常に感銘を受けました。CSRは経営戦略そのものであり、当たり前のことをちゃんとやっていくこと。その当たり前のレベルを上げていくこと。ISO26000はそのツールとして、非常に便利。CSRに真面目に取り組むと自分たちの仕事を見つめなおすことができ、社員の意識とモチベーションが上がる。ステイクホルダーの配慮が大事だからコミュニケーションとる。CSR報告書はそのツール。だから多くのステイクホルダーがCSR報告書に登場する。こんな企業を一社でも多く増やしていきたいと実感!リヴァックスのサイトは必見です!

 

【ビズワード】「旅おこし」

投稿日時:2011年09月20日 14:29

木村乃です。

最近、シティセールスとか観光とか、地域ブランディングとかいうテーマの講演会や研修の依頼が増えてきた。人口の減少による消費市場の縮小、産業の空洞化による雇用機会の減少などが、新しい市場としての「交流人口」や新しい産業としての「観光産業」を育てたいという思いの強さが表れているのだと思う。その思いにはできるだけ応えていきたいと思う。
依頼をくださる方々とじっくりお話をすると、その多くが「観光振興」、つまり有名観光地のようになることをイメージされていることがわかる。しかし、せめて教科書に載るか、世界遺産級の知名度がある文化財(有形、無形。景勝地等も含む。)や、小説に出てきたり入浴剤に名前が入るほどの温泉地でなければ、有名観光地にはなれようはずがない。それなのに、あくまでも「観光振興」にこだわる傾向が強い。

僕はその原因が、「観光」という狭い概念に縛られた発想にあるのではないかと考えている。
例えば、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始にみられる「帰省」。これは「観光」だろうか。震災復興のために東北地方に赴く行動は「観光」だろうか。自然の中を散策する「フットパス」は「観光」だろうか。水戸黄門御一行は全国を「観光」していたのだろうか。砂漠に井戸を掘りに行くのは? 援農に行くのは? 視察は? スキーに行くのは? 霊峰・富士に登る富士講は? フーテンの寅さんが「おいら、旅にいってくらあ。」と言い捨てて出かける行動は?このように「観光」という表現がピンとこない“移動行動”は実に多種多様にある。

僕はこれらを「旅」と呼ぶのがいちばんしっくりとくる。「旅」のうち、文化財巡りをするものが「観光」であるにすぎない。考えてみれば、温泉旅行だって「観光」というより癒しの旅だ。そう捉えたときに、新しい価値を発想することができる。
そこで、僕は「観光振興」という言葉を一切やめて、「旅おこし」という概念で全国各地が様々な交流促進に取り組むことを提案したい。

第1回『観光甲子園』でグランプリ(文部科学大臣賞)を受賞した島根県隠岐郡海士町にある島前高等学校の生徒たちの企画「ヒトツナギ」は、タイトルどおり、人と人とをつなぐことを目的とした「旅おこし」である。この企画のプレゼンテーションで生徒たちは「観光名所には行かせません!」と高らかに宣言している。「観光」という狭い概念では語ることのできない「旅」の魅力を捉えた秀逸な企画だ。

「観光」という言葉を一切使わない「旅おこし」に取り組むこと。これが、既存の観光地ではない地域が、それぞれに魅力的な交流機会を増やし、心も経済も豊かにしていくための基本的方向である、と僕は確信をもって主張したい。

 

子ども・子育て関係イベントのお知らせ

投稿日時:2011年09月20日 08:38

木村祐子です。
子ども・子育て関係の啓発イベントのご案内をいただきました。

■児童虐待防止啓発講演会のお知らせ
児童虐待をテーマにした「ハッピーバースデ― ~命輝く瞬間(とき)~」(金の星社刊)は、
150万部のベストセラーとなり、これまでアニメ映画やコミック、ドラマにもなった物語です。
11月26日に開催される「朗読劇・ハッピーバースデー」に先立ち、横浜市磯子区では原作者・青木和雄氏・吉富多美さんの講演会を開催します。

◇青木和雄氏・吉富多美氏 講演会(横浜市磯子区こども家庭支援課主催)
日時:2011年9月29日(木)18:00開場 18:30開演
場所:磯子公会堂(磯子区総合庁舎1階:JR磯子駅徒歩5分)
入場無料 事前申込制
申込・問い合わせ先:磯子区こども家庭支援課
http://www.city.yokohama.lg.jp/isogo/kodomokatei/kodomo/20110720105442.html

◇朗読劇「ハッピーバースデー」チャリティ講演2011横浜
日時:2011年11月26日(土)昼の部13:00~ 夕の部17:00~
場所:関内ホール大ホール
http://www.sagamaru.org/event/event/e111126.html
チケット 3,000円 ※収益金は、神奈川県内の子どもの育ちを支える活動に活用されます。

■小児救急医療啓発イベントのお知らせ
横浜市では、今年度も救急医療のかかり方、家庭の看護に関するイベントを市内各地で開催中です。

◇「小さなこどもの受診のタイミングと救急車の呼び方~知ろう、初めの一歩」
日時:2011年10月2日(日)13時~16時
場所:トレッサ横浜 南棟イベント広場
問い合わせ先:横浜市健康福祉局医療政策課

 

アンガージュマン・よこすかの島田氏

投稿日時:2011年09月16日 10:49

久しぶりのブログ更新になってしまいました。友田景です。

2010年1月から開始しました弊社のメルマガ連動のサイトコンテンツ『世遊名人対談』は、これまで15名の方に登場して頂きました。先日、次回の第16回目の取材をしました。

次回に登場して頂くのは、『NPO法人アンガージュマン・よこすか』の副理事長である島田徳隆氏です。これまで何名かのNPO経営者やソーシャルビジネス関係者にご登場頂きましたが、これまでの人とは違う雰囲気をお持ちの方でした。肩の力が入ってなく、なんとも自然体で、脱力系と言ってもいいかもしれません。当然、島田さんのキャラクターに起因するところが大きいのでしょうが、ひとつの要因はそれは、アンガージュマンは、島田さんが自ら立ち上げた団体ではなく、後継者として、組織の中枢に関わられるようになったからだと思います。

NPO法(ただしくは特定非営利活動促進法)が1998年にできて、10年以上が経過し、今年になってNPO法が改正されることになり、NPO業界(そんな業界団体があるわけではありませんが(笑))も第2ステージ入ってきたのだと思います。その中で、先行者はそろそろ代表者の代替わりも始まっているのだと感じています。企業の代替わりである、事業承継は大きな経営リスクです。2代目が会社を潰したという話は、枚挙に遑がありません。

NPOやコミュニティビジネスなども今後大きく様変わりしていくのだと思いますが、より発展していけるように支援をしていきたいと思いを新たにしました。島田さんとの対談は次々回のメルマガにてご案内する予定です。お楽しみに。

 

【ビズワード】Tsubo-Clicks(ツボクリック)

投稿日時:2011年09月05日 19:04

菅裕子です。

先日仕事用のスーツを買いに行った。

通常そのようなお店ではこちらが気に入ったものを手に取って見たタイミングに、「よろしかったらご試着されませんか」などと店員さんが声を掛けてくる。① 店員さんは着こなしも颯爽と表情もにこやかに、②「今私が着ているのがこちらのタイプで、お客様でしたらこちらのお色もお似合いかと思いますが・・・」などと、同じブランドの製品を着こんだ姿で③一緒に鏡をのぞきながら顧客に何が似合うか見定めたり、 「私もこちらの感じが好きです」と同調したり、④ 好みやニーズを聞き出しながら、⑤ お客の納得のいく商品を一生懸命探し出し勧めてくる。 そしてようやくお気に入りの1点が決まる。⑥すると他にプラスアルファの買い物をさせようと「このスーツでしたらこういうカットソーを合わせてもステキですよ、ほら、お似合いですね!⑦」などとうまく次を勧めてくる。予定外のものを勧められてそれを迷っていると「こちらの製品先週入ったばかりなのですが、もう最後の1着になってしまいました。⑧ 他店舗でも好評で人気の商品なんですよ⑨」などとたたみ掛けられ、結局予定よりも多く買い物をしてしまうのである。

実はこのパターン、私が今まで洋服を買いに行った経験から意図的に構成してみたものだが、大方みなさん経験されたことのある接客シーンではないだろうか。①~⑨の下線部に示した箇所はアメリカの社会心理学者ロバート・チャルディーニが「無意識にYESを引き出す影響力」として提唱した理論を参考にしたもので、一連の流れは顧客をその気にさせる心理学テクニックを駆使したモデルパターンとなっている。

しかし現実にこのパターンを実践するとなると、営業担当でも上級レベルでなければ全部を網羅できるものではなく、またその全てが有効に働くのか、怪しいものである。もっと簡易に有効なテクニックだけにフォーカスして効率的に実行できないだろうか。また業界によってはパターンが確立していない場合もあるだろう。パターンの確立とまでとはいかなくても、有効なコミュニケーションの“ツボ”を見つけ、各人の実践状況を評価できれば業績アップにつながるのではないだろうか。

そんな発想から弊社では新しい調査サービスを開発中である。名付けてTsubo-Clicks」(ツボクリック)

“ツボ”とは上記で示した9つの接客時におけるコミュニケーションの“ツボ”を意味し、どの“ツボ”をどのようにクリックすれば(押せば)売上増や顧客満足につながるのか、業種、業態、客層、店舗によって異なるであろう有効な“ツボ”を的確に把握し、効率的な店舗オペレーションや人材育成管理に役立つことを狙っている。

冒頭で触れた店舗では、そのブランドのスーツがよく似合うスラリとした店員さんが親身になってお気に入りの一着を探してくれるという“ツボ”の押し方を表現した。しかし、必ずしもスラリとしたおしゃれな店員さんが居並ぶお店が、お客様にとって心地よいとは限らないかもしれない。むしろ、お客様が優越感を感じるような店員を配置することも、場合によっては効果かもしれない。

こんなふうに、顧客対応の“ツボ”はよく調べてみなければわからないものである。

Tsubo-Clicks」はそのための有効なツールです!

今秋リリース予定です。新サービス「Tsubo-Clicks」(ツボクリック)。是非、お問い合わせ下さい。

【お問合せ】   ビズデザイン株式会社 担当:菅裕子  yuko-suga@biz-design.co.jp

 

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