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【イベントレポート】総務省 連続講座 「地域力」の創造と「地域おこし」のヒント vol.5(最終回)

投稿日時:2010年07月13日 23:39

友田景です。

総務省が「地域力」創造のための人材育成をと開講している連続講座。第5回目(最終回)が6月8日に行われました。その内容をレポートします。今回は椎川審議官の発言のメモなので、少々読みづらいかも知れませんが、ご容赦下さい。

テーマ:「住民協働と地域力としての公務員力
     ~公務員参加型地域おこしのススメ~
講師:総務省地域力創造審議官 椎川忍氏

地域の持っている資源(文化の力)を活かすのは、人間の力。
どの地域にも外部から見れば、磨けば輝く物があると信じている。
資源を磨くのは地域の人。人の能力は伸ばすことができる。
我々ができることは地域の人間力の成長のお手伝い。
テーマパークなどのないものねだりの地域おこしは上手くいっていない。

地元の資源に関係あるものは続くと思う。
例えば、水俣市の村丸ごと生活博物館
水俣市は、海だけではなく、源流があり、中山間地域を抱えている。
水俣病で傷ついた地域住民の誇りの再生をする。
生活のそのものが博物館である。住民たちを学芸員と位置づける。

眠っている価値、錆びついている価値を再生する、ブラッシュアップしないと価値がでない。
価値を出すのは外の人が多い。外の人は市場にいる消費者目線だから。
こだわりとストーリー性が必要。外部の人が魅力的に感じるもの。
地域資源にいは根っこがあるはず。根っこがないものはダメ。
B級グルメやゆるキャラなども地元とかかわりがあるもの。

地域主権改革   …   緑の分権改革
(政治・行政)  …   (経済・社会システム)

経済が集権的な構造(大資本主義・効率主義)では、地域経済は再生しない。
トリクルダウンでおこぼれをもらうことからファウンテン型(泉型)の
あっちこっちから水が噴き出るように移行することが必要。

法律を変えて、制度を変えてもそれを活かす人材が地方にいないと機能しない。
なので、人材活性化・交流化を図っている。

東京だって栄えたのは、江戸時代以降の話。沖縄は県民所得は東京の約7割。でも沖縄の人口は増えている。
人口と一人当たりの所得は経済指標。
幸せ感が大事だと考える。社会から自分の存在が認められる。人間らしい生き方ができる。

公務員が自分の仕事の外側やその周辺で、公務員が地域おこしに優れた人材に育ててきたかというと疑問がある。
仕事マシーンではない。地域社会は総合的なもの。

情報受発信力が一番重要。どんな小さな地域も世界に対して、ものが売れる。
成功例を見るとICTを使っていないところはない。世界中の地域と競争。
上勝町馬路村などもいい事例。智頭町の新田集落、柳谷のやねだんなども参考になるはず。

高齢者でもICTを勉強する必要がある。マイクロソフトのCSR事業で高知県や佐賀県などと連携している。
そこを避けて、条件不利地域の活性化は難しい。

「行政にたよらない地域おこし」とやねだんの豊重さんは言っている。
リーダーは自分が実践する。先頭を切ってやる。集落全員参加の地域づくり。
おばちゃんは畑は耕せないが、みんなのお弁当をつくる。
継続性のために豊重さんは、後継者育成に力を入れており、全国を飛び回っている。

国土の7割は山。それをお荷物にしておくのが問題。国土の7割を放置している。
先人が森を守ってきている。このままでは、ヨーロッパのようになってしまう。
稲の小麦との生産性は8倍違う。小麦だけでは食べられない。
家畜がはげ山にする。家畜の出すアンモニアが水を飲めなくする。
公共部門が積極的に木を使う必要がある。
日本の山は外資に買われている。ゴルフ場の1/4は外資が買っている。
外国は、水資源を求めている。水道水が飲める国は10数パーセントしかない。

教育の問題も大きい。日本人が何を守っていかないといけないのかを再考する必要がある。

今の文明は30~50年と続かない。地球上の文明は滅びては生まれと繰り返してきた。
原理を追求すれば新たな法則が見つかるはず。

介護や医療は対人サービス。小さな地域でやる。
大病院が来たら雇用が生まれてと言うが、町医者の経済効果と違う。
大きな福祉サービス企業だとお金が外に出るが、地元の福祉サービス企業だとお金が外に出ない。

小さなビジネスをつなぎ合わせて活性化している。
東近江市では、市民ファンドで太陽発電を整備。地域通貨で配当している。地域経済で循環している。

地域社会が何を目指しているのかが重要。

通勤都市は、コミュニティの再生が重要。住民が仕事がなくて食べていけない地域ではない。
食える地域は、住民の教育が大事。

 

【講座を受講しての友田の意見】

一連の講座を通じて、椎川審議官の地域に対する想いとその行動は素晴らしいと感じました。ブログやツイッターで自分の言葉で、発言されています。椎川審議官のツイッターはこちら。ブログはこちら。地域活性化にご興味のある方は是非、フォローされることをおススメします。省庁の上役におられて、これだけ積極的に発言、発信している人を私は知りません。椎川審議官の影響で確実に省内担当の職員も意識が変わっていていると思います。人が変われば組織が変わる。今、確実に国の方向性が変わりつつあることを実感しました。

 

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