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投稿日時:2009年06月13日 15:06
リナックスカフェの平川克美さんが言われる「誠意と感謝の交換」。モノ・サービスとカネの交換、その行き過ぎたカタチとしてのカネとカネの交換。これがビジネスの原理かのようになってしまっている現代資本主義社会に警鐘をならし、今こそ「誠意と感謝の交換」が必要だ、とおっしゃっている。これは経済学者・岩井克人氏が提唱されている言葉だ。先日、横浜・関内のらーめん屋でこの言葉を実感した。この店には初めて入った。店に入るなり、しーんとしている。お品書きを見ると、「行儀の悪いお客様はお断り」とか、「単語でも注文はだめ」とか書いてある。ケータイなどもってのほか。いわゆるガンコ店主の店なのだ。ぼくはこういうガンコ店主の店が嫌いだった。「こっちは客なのに、なんで口うるさく言われなくちゃならないのか」。そのときも一瞬そう思った。店を出ようかと思った。でも次の瞬間思ったことがある。「あ、これが誠意と感謝の交換なんだ!」言霊が降りてきたという感じ。ホストとゲストという一方向的な関係性で考えているからだめなんだ。誠意を込めてらーめんを作ってくれている。それを感謝を込めて食べさせてもらう。「お客様が神様」なのではなく、対等な関係性で成立している「誠意と感謝の交換」。心がこもっているから緊張感も生まれる。よくみると、店主は調理中の真剣な表情とは裏腹に「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」のときはとてもにこやか。接客のおねえさんもとても愛想がいい。いい緊張感の中であればこその本当の笑顔。つくり笑顔はない。ちなみに、らーめんは文句なしのうまさ。はっきり言って食べたことがない味。値段も手頃。心から「ごちそうさまでした!」と店を後にした。
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