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投稿日時:2009年05月31日 00:40
旅フェア2009と併催された「近代化産業遺産セミナー」に、社団法人日本観光協会の常務理事でいらっしゃる丁野朗さんにお誘いいただいて参加した。丁野さんは財団法人日本生産性本部にも籍を置かれていて、かつて三浦市で同財団主催の「観光交流空間エコブランド化フォーラム」を開催したときにご協力したご縁がある。久しぶりにお会いできて嬉しかった。さて、セミナーの方だが、講師は東京大学教授の西村幸夫先生。「都市の思想」(NHKブックス1994)という著書を読んで以来気になっていた学者だ。初めて聴講したのがだ、わかりやすい話しぶりで好感の持てる先生だった。「多くの人は日本の近代化は明治維新で始まったと思っているが、それは偏った見方だ。1840年のアヘン戦争、続く南京条約を目の当たりにしたことによって、日本を植民地化から守ろうという機運が高まるなかで、西欧から技術を導入しはじめたのが近代化の端緒」、「150年前の開国の前に日本と外国の窓口になっていたのは長崎の出島だけ、と思われているが、実は薩摩口、対馬口、松前口、そしてえ長崎口と4カ所あった」、「西欧諸国における近代史は産業革命に始まる資本家の歴史だが、日本における近代史は西欧諸国による植民地支配に対する防衛の歴史である」など、見識に富んだ知識を得ることができた。このセミナーは近代化遺産がもつ観光資源としての価値をテーマとしたものだったが、ぼくは全く違うことを考えながら聴いていた。それは、これから未来に向けて、ぼくたち現役世代が総括すべき過去はどこまで遡ればよいのか?ということ。いろいろと示唆を得ることができたので、今後に活かしていきたい。
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