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CSRとは・・・錯綜する概念

投稿日時:2008年09月01日 09:11

CSRとは何か。企業の社会的責任というのが直訳である。企業もひとりの人格をもつ市民(企業市民)として社会における責任を果たしていこうということだろう。ところが、責任の果たし方というのはなかなか難しい。コンプライアンス(法令遵守と訳される)を徹底することは言うまでもないことだ。昔、「横浜銀蝿」(正しくは、「THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL」)というロックンロールグループがあった。リーゼント、ブラックのサングラス、革製のライダースジャケット、純白の“ドカン”を身にまとった、いわゆるツッパリ系バンドだ。彼らがしょっちゅう口にした台詞がある。「最低限のルールは守ろうぜ!」。世のツッパリたちに向けた彼らなりのメッセージ。高校生だったぼくはこの言葉にどうしても違和感があった。「最低限のルールって何だよ?」。これさえ守っていればあとは自由だ、というのが最低限のルールというやつの基準だとすれば「ルール違反でなければいい」ということになる。本当にそれでいいのか。企業にとってのCSRは最低限のルールを守ってさえいればいいのか。コンプライアンスとはルール違反をしないという意味なのか。よりよき社会を形成するうえで必要な役割を、法と秩序の精神に則って積極的に果たしていこうという概念ではないのか。そうであってはじめてCSRとコンプライアンスとが同義となる。しかし、今はそういう概念で整理がなされてはいない。CSRコンサルティングを標榜している弊社ビズデザインとしても、CSR、コプライアンス、社会貢献といった言葉を時によって使い分けなければ企業人とのコミュニケーションがうまくとれないことが多い。こうした概念の錯綜があるということそれ自体をみても、まだまだ日本におけるCSRは草創期に過ぎないということが言えると思う。

 

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