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スタッフ・ブログ

新現役の会

投稿日時:2008年08月31日 13:45

九州は福岡県に久留米市というまちがある。松田聖子やチェッカーズの出身地だ。あの「東芝」発祥の地でもある。このまちを拠点として活動している団体に「新現役の会」がある。代表の古賀直樹さんとは6年来のおつきあいである。人生80年時代。60歳で定年という企業の雇用システムはともかく、60歳が人生の定年であろうはずがない。知恵も知識も技術もノウハウも、そしての人脈ももつ「リタイア層」が社会人としての現役を退くにはまだまだ早すぎる。「新現役」として次の社会的役割を担おうではないか。「新現役の会」はそういうネットワークだ。「団塊よ、これからが本番、ジタバタしようぜ!」を合い言葉に、地域の観光振興などのまちづくり、地域歴史資産のアーカイブなどの活動を活発に展開されている。日本は世界に先駆ける高齢大国だ。この日本で「新現役」のあり方を実践的に示すことをは世界の範となりうる。同会の代表であり、米国に本部を置くシニアネットの理事、シニアネットジャパンの代表でもある古賀直樹さんはそう意欲を語る。昨日書いたBRジャパンの北里会長も古賀さんの問題意識に共鳴されていた。60歳以上のシニアのネットワーク。その価値は限りなく高いような気がする。

 

「自分がやる」の姿勢

投稿日時:2008年08月30日 12:34

日本の将来を構想する。そのために何が必要か。新橋の居酒屋談義で盛り上がる。官僚も紋切り型ではありながらパブリシティに喧しい。経済団体も研究と提言に余念がない。そこまでは誰でもできるのだ。往々にして欠けているのは「自分がやる」という姿勢である。昨日はとても素敵な紳士にお会いした。IMA国際経営者協会の副会長、社会奉仕団体「社団法人東京キワニスクラブ」の副会長でもいらっしゃるBTジャパンの北里光司郎会長である。IMA国際経営者協会は会員経営者自身が「自分がやる」を前提とする研究、議論、そして実践の場であるという。こういう姿勢であればこそ本当の意味でのビジョン、言い換えれば心に響く構想、問題解決型に終始しない夢ある展望が描けるのだろう。7月7日付の日本経済新聞(朝刊)に北里会長のインタビュー記事が掲載されている。この記事がきっかけでぼくは北里会長にお目通り叶った。机上の社会評論にはまず感じることのない迫り来る力がそこにはある。あえてここに引用することはしない。ビジョンの描き方を学びたい人は自分で探して読んでほしい。それだけの価値がある。ご多忙にもかかわらず約1時間にわたってご対応いただいた北里会長にこの場を借りて改めて御礼を申し上げたい。

 

インターネット普及期の社会実験レポート「緑えんネット物語」

投稿日時:2008年08月28日 16:12

今から7年前のこと。ぼくも執筆者の一人として野村総合研究所から出版された本がある。「緑えんネット物語」(りょくえんネットと読む)である。今ではamazonでロープライス215円で売られていて少し悲しいのだが、インターネットが各家庭に普及しはじめた頃の状況を振り返るうえではとても貴重?な本だと思う。amazonでは「IT革命がコミュニティに“地域力”を蘇らせた! コミュニティにおける究極のIT活用策、それは“地域力”の発現である。慶応義塾大学と野村総合研究所が共同で推進したCCCI(サイバー社会基盤研究推進センター)の社会実験(コミュニティ・イントラネット)では、学校も、商店街も、福祉施設も一つにつながった。そして、大人と子どもが、お隣同士が話を始めた。“新地域人”の誕生を予見させる動きである。」とのキャプションが掲載されている。ロープライスで購入してみてはいかがですか?

 

【書籍ご案内】ドイツ-グリーン・ツーリズム考

投稿日時:2008年08月28日 12:01

先日もこのブログでご紹介したフォレストーリー・プロジェクトの主催者のひとつであるNGOバードライフアジアの鈴江恵子さんがお書きになった著書ドイツ-グリーン・ツーリズム考―田園ビジネスを創出したダイナミズム」をご紹介したい。わが国でもグリーン・ツーリズムという言葉はよく知られているが、正直なところ国内の農村を見ていてもその言葉がピンとこなかった。この本を読むとそんな違和感がとてもすっきりとする。と同時に、わが国でも農業政策、農村政策をベースとした計画的取り組みを進めていけば、農村観光は十分に成立しうるという気がしてきた。観光政策からのアプローチだとどうしても中途半端な際物観光商品になってしまう。そこがぼくの違和感のもとだったと気づかされた。多少手垢にまみれてしまった感のある「グリーンツーリズム」について、改めて新鮮な気持ちで考えてみることが今とても重要な気がしてきた。学位論文をベースとした著書ということもあり、非常に客観性を重んじた内容構成となっている一方で、女性らしい生活者目線での筆致に好感がもてる。また、マーケティング分析も既存の理論に縛られることなくおおらかな視点で論じられており、とても読みやすい。ぼくは正味3時間で読めた。ぜひお薦めしたい一冊だ。弊社ホームページの「地域再生事業戦略&シティ・セールス戦略」のページからamazonにアクセスできるので、ぜひご覧いただきたい。

 

【志】の人

投稿日時:2008年08月26日 12:32

NPO、NGO活動で社会変革を目指す人、ビジネスを通じて新しい価値を生み出そうとする人、学際的研究で社会システムのビジョンを提示しようとする人、教育現場で、家庭で、地域、行政で。いろいろな人がいろいろなフィールドで【志】をもって活動している。政治もそのひとつだ。大阪府高槻市にそんな【志】をもつ友人がいる。吉田康人氏である。元・高槻市議で地方政治から国政をにらむ有為の人財のひとりだ。縁あって昨年から親しくさせていただいているのだが、彼の底抜けの明るさ、前向きさ、そして思慮深さにはいつも敬服している。特に底抜けの明るさは彼のブログをみていただければおわかりいただけるだろう。こういう明るさをもった人には、ぜひこれからの国家と地方の政治を変えていく大活躍をしてほしい。生涯おつきあいしていきたい【志】の人である。

 

フォレストーリー・プロジェクト

投稿日時:2008年08月25日 09:24

フォレストーリー・プロジェクトという素敵なネーミングのプロジェクトがある。フォレスト+ストーリー。森の物語といったところか。弊社ビズデザイン株式会社と同じビル内にあり、交流させていただいているValue Frontier株式会社NPO法人バードライフ・アジアによる共同プロジェクトだValue Frontier株式会社さんもNPO法人バードライフ・アジアさんも、とてもクオリティの高い社会活動を営んでおられる。フォレストーリー・プロジェクトもそのひとつだ。このプロジェクトの大切なキーワードに「トリプル・ベネフィット」という概念がある。「生物多様性の高い森林生態系の保全」、「CO2の吸収による地球温暖化の緩和」、「地域社会への貢献」という3つの便益を意味している。これがないと、せっかく植えた木も大きく育つ前に薪(燃料)にされてしまったり、植林する側のエゴで当地の生態環境とそぐわないものになってしまったりする。現在、プロジェクトの参加者を募集中である。すでにマイクロソフト株式会社が参加している。弊社ビズデザインとしても「フォレストーリー・プロジェクト」にとても魅力を感じている。大企業にはぜひ自社ブランドでのプロジェクト展開を考えていただきたい。

 

NPO法人日本アグリデザイン評議会

投稿日時:2008年08月24日 21:09

「フードマエストロ資格講座の企画運営」、「都市生活者と生産者が交流するイベントの企画運営(ファーマーズマーケット、産地見学ツアーなど)」、「農林水産業をテーマとした新たな切り口のイベントの企画運営」、「農林水産分野の優れた商品・サービスの広報」と事業内容が並ぶNPO法人日本アグリデザイン評議会事務局の加賀谷さんと8/22にお会いした。スペインでEUの農業政策を勉強されたという加賀谷さんはとても紳士的で思慮深いイケメンの若者。ストライプのファッションスーツの胸ポケットにはさりげなく白いチーフ。さすが「デザイン」を標榜するNPO法人の方である。一般の資格講座がやっているフードコーディネーターとの差別化ポイントは農業にまで迫ること。それは同時に農業集落のコミュニティにまで迫ることでもあるという。当然、食育にも話題が及んだ。ぼくは、食育へのアプローチにはふつうのお母さん、主婦たちの巻き込み不可欠だと申し上げた。加賀谷さんも同感だそうだ。そこで、私がコミュニティ事業ディレクターを務めている「トランタンネットワーク新聞社」を紹介した。「お母さん業界新聞」というフリーペーパーを10万部発行している会社である。この新聞を通じて加賀谷さんの活動とコラボレーションできる日がくれば嬉しい。

 

ブランディング・プロデューサー

投稿日時:2008年08月24日 20:51

秋葉原の株式会社リナックスカフェ主催のWEBマスターサミット(8/22)に参加した。ご自身がベンチャーの先駆け的存在であり、またインキュべーションビジネスの草分け的存在でいらっしゃる同社代表取締役の平川克美さんとは約6年前にお知り合いになった。そのご縁もあってWEBマスターサミットにお誘いいただいた。WEBデザイナーを対象とするセミナーなので私は門外漢だが、先日このブログにも書いた株式会社ビズアップの津久井社長とデザイナーの伊藤さん、株式会社インターブレインの磯部社長と角田さんの4人をお誘いした都合上、会場の後ろの方で居眠りでもしていようと思って参加した。ところが、話題が面白すぎて居眠りどころではなかった。企業のブランディングにおけるアートディレクターとWEBデザイナーとクライアント内WEB担当者の役割分担・関係性がひじょうに曖昧模糊としていることを知った。有名アートディレクターの言いなりになってクライアントが自主性を発揮できないことの問題性が指摘される場面もあった。WEBデザイナーはどちらを向いて仕事をすればいいのか。そんなことも気になる。実際的にはきちっと線が引けない仕事なのだろうが、問題は「プロデューサー」の存在である。ディレクターは専門家だ。ブランディング・プロジェクトを統括するプロデューサーがいるかいないか。これが最も大きなポイントだろうと思う。CSRだってそうだ。社内CSRにしても社会貢献活動にしても、それぞれの活動がユニークで評価されていればそれでいいということではない。企業ブランディングの視点からそれら輻輳する多数の活動を統括コントロールするプロデューサーがいなければ、コーポレートブランドとしては何も評価してもらえない状況になっている可能性がある。御社にはそんなプロデューサーがいますか?

 

「昭和の記憶」

投稿日時:2008年08月21日 18:18

NPOは面白い。BtoCビジネスの隙間をうまく突いていることが多い。もっとも、普通には収益ビジネスになりにくいフィールドだからこそ企業でなくNPOなのだろうが、普通じゃないアプローチをすればビッグビジネスになる可能性をもつ活動も少なくない。NPO「昭和の記憶」の活動もそのひとつではないだろうか。理事・事務局長の瀧澤尚子さんの名刺には「高齢者の記憶を後世に!」と印字されている。「聴き書き」という方法で高齢者のお話を記録する活動だ。その記録が貴重な歴史資産となることは言うまでもないが、その効用は実に多様である。高齢者の気持ちが明るくなる、子どもたちの聴く力が養われる、世代を越えた交流が生まれる・・・。とても貴重で優しさのある活動だと思う。活動のひとつに“自分史づくり”といでもよぶべきサービスがある。高齢者のお話を数時間にわたってお聞きして、その録音をCDにしたり、書き起こし原稿にまとめたり、書籍にしたりといろいろなメニューを取りそろえている。気合いを入れて「よし書くぞ!」といった自分史ではなく、ゆっくりと思い出を振り返る時間を楽しみながら、それがひとつのカタチとなって残っていくのだからとても喜ばれるにちがいない。ぼくも含めてふだん親孝行することの少ない者にとっては、「たしかに、こういうプレゼントもアリだな」と財布のヒモをゆるませてくれるサービスだと思う。自費出版サービスというビジネスとは似て非なるこのサービス。マーケティング次第ではとんでもなくヒットしそうなサービスだ。詳しいことはNPO「昭和の記憶」のHPでご覧いただきたい。

 

痒いところに手が届く

投稿日時:2008年08月20日 16:00

今日の午前中は弊社ビズデザインのHPを制作してくれた株式会社インターブレインの角田氏と10月リリース予定の「e-csr.jp」の設計について打合せをした。事前にぼくの発想をメモにして送ってはいたものの、口頭での説明もしなくては理解しにくいだろうなと思っていたし、ぼくの要望にそのまま沿えばサイト構築に数百万円はかかってしまいそうなので、どう工夫すればいいかを相談するつもりだった。ところが、彼はぼくが頼みもしていないのに、すでにスペックをダウンサイジングした廉価なプランを作ってくれていた。「痒いところに手が届く」とはこういうことを言うのだろう。言われた仕事だけやるのではなく、言われなくても顧客の考えに自然と近づく努力をする。昨日書いた株式会社ビズアップの津久井社長もそうだが、株式会社インターブレインの角田氏もそんなタイプだ。彼らは同じ30歳代前半。今後が大いに期待できる。ちなみに、明後日はこのご両人を初めてお引きわせする予定。どんなシナジーが生まれ出すか。楽しみだ。

 

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